運命の一投

LLS

2009年10月04日 15:15


2009/09/20 高知の県道にて。

昨日も今日も気持ちのよいぐらいの秋晴れ。
金曜日まで、週末の天気予報は雨だった。
私の気持ちが天に届いたようで、とっても嬉しい。感謝だ。
と、いうのも、この土日にOさんは徳島にカヌーに出かけている。
「晴れるように、晴れ女が祈っとくわ」と
メールしておいた。
今頃秋晴れの中を、徳島の空の下、カヌーを満喫しているはず。


私はというと、前から京都観光に行こうと先約があったため、
カヌーには行かず。
がその京都観光も前日になり友人からの延期の申し出により
この土日はぽっかり予定があいてしまった。
昨日は昼迄テレビをみながらゴロゴロとして
夜にカレーを食べに行こうと誘われて西大橋まで。
グルメ研究会と称し記念すべき第1回の集まりに、
途中から参加させてもらった。
結局私の到着が遅くてカレーにはありつけなかったんだけど、
美味しかったらしい。
メンバーは私を除いて4人。内1人は、この1ヶ月くらいで仲良くなった
仕事の絡みがまったくない人。1人は、先週一緒にラフティングにいったメンバーで
急に仲良くなった。1人は初対面。もう1人は、1年ぶりぐらいの再会。

2次会は、天井の高い落ち着いた雰囲気の居酒屋。
みんな飲むペースが早くて追いつかない。
特別仲がよかった訳じゃないけど、気を使わないメンバーでほんとに楽しかった。
で23時をまわり、1人が終電に乗り遅れそのままオールナイト突入。

3件目は人生初「ダーツバー」につれていってもらった。
ダーツって一時期すごいブームだった記憶はあるが、
流行ものはあまり好きではないから、今まであまりピンとこなかった。
しかし、ダーツはハマる。
最初は的にもあたらなかったのに、
だんだんコツがわかってくると、フォーム、コントロール、
精神統一。。。など研究するのが楽しくって、
で、真ん中の的にあたったときの「ズキューン」って音が聞きたくて、
どんどんヒートアップしていった。
1ゲーム目は300点そこそこ。
それから200点台をうろちょろと、点数がなかなかあがらない。
なんだか悔しい。負けず嫌いがここでも発揮されて
さらにヒートアップ。なんとなくコツをつかんだ。
で、勝負の7ラウンド目。
1投目、すっと投げたダーツが真ん中に的中!
おお!逆転のチャンス??テンションは最高潮!
2投目は力が入りすぎて的にもあたらず、ボテっと落ちた。
そして勝敗を決める最後の一投。
その時「これを当てたら明日彼氏ができるぞ」って
プレッシャーをかけられた。
ふー、と一息おいて、思いを馳せるはOさんしかいない。
素直に射止めたい思いを、ダーツに託した。
すっと、吸い込まれる、糸でもついてるかのように
運命のダーツは的のど真ん中にささった。
「うぉーーーーーー!!!!」
ダーツバーじゅうが大騒ぎになって、私のテンションも最高潮も最高潮なんだけど、
あまりにもビックリしすぎて、みんなでハイタッチしたあと
へろへろと座り込んでしまった。しばらく放心状態。
一番自分が信じられない。
気持ちはすごーっく興奮してるのに、声がでなかった。
今までの人生の中で、思いを託した一投が成功した経験がなかった。
たかがダーツの一投だが、
私は人生の賭けに勝ったと思ったのと同時に、
今、私にはパワーがみなぎっているのを感じた。

このパワーを今活用しなくてどうする?
無性にうずうずしてきた。


午前5時半。
それぞれの電車にのって家路につく。
電車の中で暴睡し、朝の7時に家のベッドで眠りにつく。

昨晩の出来事をどうしても記しておきたくて、
睡眠もそこそこに、今ブログを書いている。
昨日の夜のことを、私は一生わすれたくない。

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