ニート生活のその後

LLS

2010年03月07日 00:41


「週間ニート生活」って本がだせるくらいニートでした。
でも1週間ぐらいして、またやる気がでてきて、そしてまた1週間したら
ニートになって、その繰り返しです。

そんなニートも、やっと仕事が決まりました。
(※「ニート」の使い方が間違っているかも;)
でもどこかしっくりきていない。
それを整理するために、今から書こうと思う。

一度不採用になった会社からのメール。
「大変勝手をいって申し訳ありません」と
お詫びつきで、採用通知をいただいた。
嬉しいけど、正直複雑、やっぱり。

とってもいい会社で、受かりたいと思っていたゆえ
最初の不採用通知はショックだった。
合否の結果が1週間たってもこなかったので、電話したら不在だった。
次の日、メールにて不採用の通達をいただいた。
なんとなく、そんな気がしていたので、その時はショックでもなかった。
一番ショックだったのは、合否の結果も出ないのに、
再び求人の告知が掲載されていたこと。
え??私不採用ってこと?ってその告知をみた瞬間に思った。
それからいてもたってもいられなくて、毎日携帯とメールと郵便ポストをみたりと
通知がくるのをドキドキとまっていた。
早く電話すればよかったが、どうしても勇気がでずに3日後に電話した。

どうして最初不採用にしたのか、それはあまり気にならなかった。
私よりいい人材がいたが、内定を断ってきたんじゃないかとか、
そんな感じだろう。
ま、もともと受かりたかった会社であったということで
申し出を受けることにして早々にメールをした。
素直に私を必要としてくれることは嬉しい。


申し出をうけるかどうか悩んだ理由がもう1つあった。
昨日職安でいい仕事をみつけた。
契約社員だったが、10:00~18:00の週4日勤務。
時給1600円以上。
業務内容が「webインストラクター」。もちろんやったことない。
けど、チャレンジしてもいいと思った。
これだったら残業もないし、あまった時間で勉強や
好きなことが十分にできるじゃない!と思った。
残業がないというのは、web業界ではありえない。
通信大学をうけたいという思いがずっとくすぶっていたが、
ぐっと現実に近づいてきた。
これなら、フリーランスでも働けるかもしれない。
ある程度の金額を得られれば、
自分の好きなことで稼ぐこともできる。
そんな夢を描いてワクワクしていた。


しかし「採用される」かどうか分からない。
そして契約の期間が5月末までで、その後更新されるかどうかは
相談の上とのこと。
5月末になって、また仕事をさがさなきゃいけないのかとか
そんなことを考えると、
目の前の採用通知の「安定」を選んでしまった。


それでいいのだろうか。
やりたいことができる「時間」を優先しなかったこと。。。
たぶん「時間」を優先することは、常に「不安」が
つきまとうのではないかなと思った。
契約社員で、ずっと働いていられるかどうかわからない。
1年ごとに違う職場になって、慣れていかなくちゃいけないかもしれない。
いつ契約解除されてもおかしくない。
そんな不安を考えると、そこまでして、今自分が何やりたいのかって
言われると、そこまで「やりたい!」といえるものではない。
だけど私には「大切なこと」だと思う。
たとえば
「通信大学を受ける」「絵本教室に通う」
「料理をつくる」「畑で野菜をつくる」
「三線をひく」「川べりで三線ライブをする」
「ジョギングをする」「那覇マラソンを走る」
「ものづくりを0から行う」
など。
小さなことだけど、大切に思っているわたしの「やりたいこと」。
前の会社では、上に書いたことができなかっただけ。
というかそんな発想すらわかなかった。
このニートの間に、自分の価値観や、大切にしたいことなどを
洗いざらい整理した結果だ。
前の会社では疲弊してた。仕事と割り切って働くことができなかった。
残業や休日も疲れて動けなかったからな。


また同じことを繰り返してしまいはしないか。
環境に流されやすいから、そんな心配もあり、
次の働き方にはとても悩んでいた。
「時間」「給料」「スキル」「やりがい」この4つを
てんびんにかけていた。
私が仕事を探しだしてから、
この4つが手に入る仕事というのは1つもなかった。
やっぱり優先順位をつけて、何かを妥協しなくちゃいけなかった。


今度採用になった会社が、以前と同じぐらいの残業かというと
そうではない。20~30時間程度らしい。
契約社員や派遣社員という働きよりは、
時間の余裕はないかも。
だけど、フリーランスとして働くには、まだまだコネクションも
技術もない。今はたまたま知り合いから仕事をいただけているだけで
これがずっと続くとはほんとにおもっていない。
ただ、フリーランスという働き方には魅力を感じる。
「0からものづくり」ができるという点で
一緒に考えて、サイトづくりやロゴづくりができるのは
とても嬉しいし、楽しい。
今の仕事についても、1年に2件ぐらいは
フリーで受けられるようにしたいと思う。


私が仕事を辞めたと聞きつけた友人たちからの
ちょくちょく依頼をいただいた。
ほんとうに仕事がきまらなかったらどうしよう、
そんな不安にかられていて、
仕事を探す気を無くしていた私のはげみになった。
やっぱり「必要」とされることが力になった。
必要とされることが自信にもなった。


次の会社は、
ほぼ内部での制作で完結できるので、依頼・納品のストレスがない。
企画・制作を一環して担当できるのも魅力的。
社長、マネージャー、制作ふくめ現在4人というのも
フローがスムーズでストレスが少ない業務になるだろうと思う。
もう一人の制作の人はもともとフリーランスで働いていたらしい。
いろいろと教えてもらえそうだ。
「スキル」を身につけることもできる。
「時間」の余裕も以前の会社よりはある。
ボーナスも出るし「給料」も前の会社以上ある。
企画から考えてできる「やりがい」がありそうだ!

そう考えたらいいこと尽くめじゃない!


でもこの無職の間に、私が大切にしてきた「ゆとり」を
忘れないようにしたい。
愛犬との散歩の時間。
西表やまねこマラソンで完走したこと。
そのためにトレーニングをしたこと。
タイに一人旅をしたこと。
地元で畑仕事を体験したこと。
甥っ子姪っ子のご飯の世話をしたこと。
どれもとても大切な経験だ。
無職だからできたかもしれないけど、
仕事をしててもできることはある。
自分がそれにどれれだけ時間を費やすかだ。

忙しくても、時間はつくれる。
自分を信じてがんばればいい。



沖縄にいたころと、変わったことは
やっぱり「好きな人」ができたこと。
環境が変わって、やりたいことも、願いも変わったけど、
恋をし、結婚して、家庭を築き、子供を生みたい、
そういう願いが、増えたことにより、
自分の仕事の選び方も変わる。
「結婚してもつづけられそうか」
そういった面でも、次の会社は託児所を作りたいと
社長自らが考えている。

うん、長く働けそうな気がする。
がんばっていけそうだ。





関連記事