特別な日
明日は、私にとって、特別な日。
いくつになっても、この日は、特別な日でありたいと思っている。
そして、友人や、彼にとっても「特別」であってほしいと、願ったこともある。
だけど、今年は、ちょっと気持ちが変わった。
この日は、父や母にとって「特別」な日にしたいと、今思う。
私は、父や母に対して、自分を生んで育ててもらった感謝の気持ちは、
正直いって、心の底から湧き上がってきたものではない。
もちろん「感謝」の気持ちが全くないわけではないが、
自由奔放に今まで生きてきた私は、
よく他人に「親に感謝しなさい」ということをいわれてきて、
そうしなきゃ、と焦心に駆られることが多かったから。
自分がまだ「親」になってないから、
本当の親の大変さを知らないからでもあるだろう。
そして心のどこかで、親が子を育てるのが
当たり前だと思っているところもあるだろう。
だけど、今日、知人が、私のためにある仏説を読んでくれたことで、
「感謝」という想いが変化した。
その方は、A4用紙4枚にもなる内容をわざわざコピーして、
長い文章だったが、一語一句丁寧に私に読み聞かせてくれた。
それは、他人に読んでもらうからこそ、知ることができた父・母の恩愛。
私はその文章を、私の特別の日のために読んでくれたことが
とても嬉しかった。とともに、この嬉しい気持ちを表すことをしたいと思った。
私は今こうして生きていることを、感謝するとすれば、
やっぱり一番は父・母だ。
こうやって好きなことをして、毎日充実した日々を過ごせているのも
遠くで何もいわず、見守っていてくれる母と、
姿はなくとも、そばにいてくれる父のおかげ。
私の特別な日に、
特別な存在の父・母へ
特別に感謝する日にしたいと思います。
ありがとう。
関連記事