2007年09月24日
それはまるで人生のようで
この3連休はとても充実したものになった。
連休に入る前の2日前、旧友から「山登りにいきませんか」とお誘いをうけ、
唐突のことに、ちょっと躊躇するが、とくに用事も仕事もなかったので、
行くことにした。
一時期、私の中で「登山」というキーワードがひっかかっていたが、
季節が真冬だったため春を待つことなくマイブームになることもなく
消えていったっけ。そして今再び「登山」ブーム到来?の予感だった。
登る山は伊吹(イブキ)山。→参考(ウェキペディアよりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%90%B9%E5%B1%B1)
登山は夜中2時出発、登頂と同時にご来光、というメニューだった。
登れないことはないろう、という私のあまーい考えとは裏腹に
ハードな登り坂、ゴツゴツしている岩がいっぱいで、思うように足が上がらず、
2合目でもう既に限界。これは登頂できるのか、いや、出来ないだろう、と
確信したのでした。足はもうパンパンに腫れて、足首に激痛。
このままでは一緒に登っているメンバーに迷惑をかけてしまう、
私のせいでご来光ができなくなってしまったら。。。そう考えたら、
足をひっぱるよりここでリタイアした方が。。。
そういう想いがだんだん膨れあがっていき、
2合目の休憩所で友達にこういった。
「登らないって選択肢はある?」
そしたら友人は「荷物もってあげるからいけるところまでいこう」
といってくれた。
真夜中の登山だけに危険も多い。しかも熊も出る。
多分私が途中で危険したら、誰かが犠牲になって残らないといけなくなる。
そう考えると登る以外の選択肢が無くなった。
ゆっくりでもいいから登ろう。絶対登れないってことはない。
そういいきかせてくじけそうな自分を奮い立たせた。
眠い、痛い、しんどい、暗い、でも星はきれい、
もう駄目、苦しい、限界、でも私の荷物までもっている友達はもっとしんどい。
そういう思いが、私の足を動かせた。
話す余裕もなく、笑う余裕もないけど、
周りの皆は、旧友以外はほぼ初対面に近いのに、とっても励ましてくれて、
というより「山登りが目的じゃないぞ、勘違いするな、頂上で缶ケリすることだからね」
っていう余裕をもった人ばっかり。
涙が出そうになった。
ほんと、このメンバーで登山ができたことを幸せに思った。
6合目あたりにきてから、急激に斜面の角度が高くなる。
1合1合あたりのかかる時間が多くなる。
日の出の時間が迫る。焦る。頂上らしい形がもうすぐ目の前に見える。
焦る気持ちとは裏腹に、足はもう限界を超していて、
さらに頂上にちかいほど岩が多くなる。
10歩進んで、休んで、次11歩進んで、休んで、
あそこの岩までは歩こう。
ハードルをちょっとずつ高くして、進めていった。
8合目あたりで日の出が近づいてきたが、私の目的は登頂になっていたので、
皆には先にいってもらい、マイペースで登るにことにした。
2合目ではここまで辿りつくとは想像もしてなかった。
そしてあともう少し。
後ろ向きな考えは全くなく、前へ前へ、
足を進めることだけど考えていた。
登ったら美味しいお弁当を食べよう。
楽しく缶ケリしよう。
写真たっくさん撮ろう。
そして頂上。
やったーーーーーーーー!!!!
頂上でまっていた皆と合流。
とにかくありがとうって気持ちでいっぱいで、
「みんなのお陰だよ~」ってさけんだ。
はしゃぐ気持ちと体は一致せず、もう限界の足と腰は
一度座ると立ち上がることが難しいぐらいだった。
みんなが私の足をマッサージしてくれていたら
頂上にある山小屋のおじさんが心配して、湿布薬をくれた。
なんとも貴重なものを。。。お礼に山小屋のジュースを買った。
もちろん、缶ケリをする余裕もなく、一人下山に備えて体力を温存した。
しかしメンバーは本当に元気。体力が有り余っているんだろう。
山頂でも大はしゃぎだった。
私もなんとか写真は撮りたかったから座ったままでカメラを構えたら、
なんとデジカメが動かない!!高山病にでもかかったか。。。
しかたなかく携帯でとった雲と山々を。
そしてこの写真を撮ったあと、雲がでてきて、この雄大な景色を見ることができなくなった。
そして下山。
下山というのはとっても寂しいものだ。
せっかく登ったのに、頂上がどんどん遠くなる、登りではあんなに時間かけたのに、
あっという間に8合目まで下りてきた。ためしにデジカメを動かしてみると
動いた!やっぱり高山病だったようだ。雲もすっかり晴れてきて
夜登った時には見えなかった植物や山肌がきれいに見えた。

調子良かった下山もラスト1合までになると、登りではなんともなかった膝と
足のつま先が痛くなってきた。
でも鼻歌や笑いがでてきて、やはり登りとは大違いだった。
初対面に近かったメンバーも、いっきに「仲間」意識が強まり、
なんでも話せる人達になった。やはり同じ体験をした者同士というのは
強い信頼が得られるんだなと思う。
この登山で得たものは本当に大きい。
反省も多いけど、まずは感謝。
そして反省を活かすべく、今日は体力づくりのために
近所のジムに通うべく体験レッスンをうけてきた。
「思い立ったが吉日」は相変わらず座右の銘。
来月から本格的に通うことにした。
筋肉痛も思ったほどでてきてない、ってあさってに来るかも。。。
連休に入る前の2日前、旧友から「山登りにいきませんか」とお誘いをうけ、
唐突のことに、ちょっと躊躇するが、とくに用事も仕事もなかったので、
行くことにした。
一時期、私の中で「登山」というキーワードがひっかかっていたが、
季節が真冬だったため春を待つことなくマイブームになることもなく
消えていったっけ。そして今再び「登山」ブーム到来?の予感だった。
登る山は伊吹(イブキ)山。→参考(ウェキペディアよりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%90%B9%E5%B1%B1)
登山は夜中2時出発、登頂と同時にご来光、というメニューだった。
登れないことはないろう、という私のあまーい考えとは裏腹に
ハードな登り坂、ゴツゴツしている岩がいっぱいで、思うように足が上がらず、
2合目でもう既に限界。これは登頂できるのか、いや、出来ないだろう、と
確信したのでした。足はもうパンパンに腫れて、足首に激痛。
このままでは一緒に登っているメンバーに迷惑をかけてしまう、
私のせいでご来光ができなくなってしまったら。。。そう考えたら、
足をひっぱるよりここでリタイアした方が。。。
そういう想いがだんだん膨れあがっていき、
2合目の休憩所で友達にこういった。
「登らないって選択肢はある?」
そしたら友人は「荷物もってあげるからいけるところまでいこう」
といってくれた。
真夜中の登山だけに危険も多い。しかも熊も出る。
多分私が途中で危険したら、誰かが犠牲になって残らないといけなくなる。
そう考えると登る以外の選択肢が無くなった。
ゆっくりでもいいから登ろう。絶対登れないってことはない。
そういいきかせてくじけそうな自分を奮い立たせた。
眠い、痛い、しんどい、暗い、でも星はきれい、
もう駄目、苦しい、限界、でも私の荷物までもっている友達はもっとしんどい。
そういう思いが、私の足を動かせた。
話す余裕もなく、笑う余裕もないけど、
周りの皆は、旧友以外はほぼ初対面に近いのに、とっても励ましてくれて、
というより「山登りが目的じゃないぞ、勘違いするな、頂上で缶ケリすることだからね」
っていう余裕をもった人ばっかり。
涙が出そうになった。
ほんと、このメンバーで登山ができたことを幸せに思った。
6合目あたりにきてから、急激に斜面の角度が高くなる。
1合1合あたりのかかる時間が多くなる。
日の出の時間が迫る。焦る。頂上らしい形がもうすぐ目の前に見える。
焦る気持ちとは裏腹に、足はもう限界を超していて、
さらに頂上にちかいほど岩が多くなる。
10歩進んで、休んで、次11歩進んで、休んで、
あそこの岩までは歩こう。
ハードルをちょっとずつ高くして、進めていった。
8合目あたりで日の出が近づいてきたが、私の目的は登頂になっていたので、
皆には先にいってもらい、マイペースで登るにことにした。
2合目ではここまで辿りつくとは想像もしてなかった。
そしてあともう少し。
後ろ向きな考えは全くなく、前へ前へ、
足を進めることだけど考えていた。
登ったら美味しいお弁当を食べよう。
楽しく缶ケリしよう。
写真たっくさん撮ろう。
そして頂上。
やったーーーーーーーー!!!!
頂上でまっていた皆と合流。
とにかくありがとうって気持ちでいっぱいで、
「みんなのお陰だよ~」ってさけんだ。
はしゃぐ気持ちと体は一致せず、もう限界の足と腰は
一度座ると立ち上がることが難しいぐらいだった。
みんなが私の足をマッサージしてくれていたら
頂上にある山小屋のおじさんが心配して、湿布薬をくれた。
なんとも貴重なものを。。。お礼に山小屋のジュースを買った。
もちろん、缶ケリをする余裕もなく、一人下山に備えて体力を温存した。
しかしメンバーは本当に元気。体力が有り余っているんだろう。
山頂でも大はしゃぎだった。
私もなんとか写真は撮りたかったから座ったままでカメラを構えたら、
なんとデジカメが動かない!!高山病にでもかかったか。。。
しかたなかく携帯でとった雲と山々を。
そしてこの写真を撮ったあと、雲がでてきて、この雄大な景色を見ることができなくなった。
そして下山。
下山というのはとっても寂しいものだ。
せっかく登ったのに、頂上がどんどん遠くなる、登りではあんなに時間かけたのに、
あっという間に8合目まで下りてきた。ためしにデジカメを動かしてみると
動いた!やっぱり高山病だったようだ。雲もすっかり晴れてきて
夜登った時には見えなかった植物や山肌がきれいに見えた。

調子良かった下山もラスト1合までになると、登りではなんともなかった膝と
足のつま先が痛くなってきた。
でも鼻歌や笑いがでてきて、やはり登りとは大違いだった。
初対面に近かったメンバーも、いっきに「仲間」意識が強まり、
なんでも話せる人達になった。やはり同じ体験をした者同士というのは
強い信頼が得られるんだなと思う。
この登山で得たものは本当に大きい。
反省も多いけど、まずは感謝。
そして反省を活かすべく、今日は体力づくりのために
近所のジムに通うべく体験レッスンをうけてきた。
「思い立ったが吉日」は相変わらず座右の銘。
来月から本格的に通うことにした。
筋肉痛も思ったほどでてきてない、ってあさってに来るかも。。。
Posted by LLS at 21:48│Comments(0)
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