2009年08月29日

人生リスタート

1週間早かったような、長かったような。
月末はいつもこんな感じか。

先週の休日出勤中、
Oさんと2人で話せる時間が取れた。
30分ぐらいだけど。

Oさんが話していたことの一部ーーーーーーーーーーーーーーー
今が一番忙しい。
3つの案件の山が9月に控えている。
それをどう乗り切ろうか。
クライアントの要望も当初の要件から
大きくふくれあがっている。
営業からは、頭もさげられ、プレッシャーもかかる。
チームメンバーの不完全な体制、
いろんな問題が山ずみ。
でもなんとかなるだろうと思う、今までの感覚からも。
でもな、なんで俺がこんなことまでやらんいかんのかってことまで
やってる。。。ウンヌンカンヌン。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

質問してみた。
「今の仕事、やりがい感じて、楽しんじゃないの?」

答えは、こう。
「違う、今はお金のためだけ。辞めますと何度も会社には言った。」

「辞めとうとおもって、思いとどまったのはなんで?」

「クライアントのため。
 あとは、上との交渉。要望を言ってそれに対しての上も譲歩したから。」

とっても意外だった。
こんなに毎日遅くまで働いて、
土日も出勤して、今月1日しか休みがなくて、
何がそんなにOさんを動かしているのか。。。
「やりがい」しかないと思いこんでいた。
そうじゃないと、普通はこんなに頑張れない。
いくら給料がよくったって、お客さんが大切だからって、
こんなに自分がボロボロになるまで働く?
精神力を保って、周りへの配慮もできて、
自分の身をけずって、そこまで気を配れる?
「クライアントのため」
とっても責任感が強い。
そして、正義感も。
クライアントのことを考えたら
無責任に放り出せないのであろう。
ましてやこんな会社の状態じゃ、
誰が後任にまかせられるのか不安だろう。

これがずっと続くわけではないから、
とりあえず9月を乗り切ろう。
そういう風に考える気持ちは良くわかる。
こんな状態がずっと続くのではないということを
自分に言い聞かせて、頑張ることができるのだ。
今年の2月3月、私もそういう状態だった。

という今の状態がわかっているので、
9月の山を超えたら、飲みにいこうと言って
その日は帰った。

ゆっくり喋れたことへの嬉しさよりも不安が増えた。
とってもOさんは疲れている。
それをとても感じる。
前より話し声も聞こえなくなったし、
なにより顔、表情、声、目、すべてが疲れていた。
いつもする咳払いの回数がこころなしか多くなっているように
感じていた。

心配している人が、ここに1人いるってことを
知ってもらうことで、少しでも力になればいいなと思ったけど、
かえってそれを負担にしてしまうのではないか、
そんな風にまで考えてしまった。

こんなに不満をかかえてるって知らなかった。
もっとたくさんたくさん時間がとれたら
全部話しを聞いてあげられるけどね、
お互いの時間は限られているから。
その日は30分が丁度よかったんだ。


で、昨日からOさんは休日を取っている。
ずっと登りたかったといってた富士山にのぼりにいっているのだ。
私はこの山登りが、1つの人生を見直す旅になるんじゃないかと
思っている。期待している。
こんなに不満いっぱいで仕事していて、
迷いもいっぱいあるだろうけど、
頭で考えても、もうどうしようもないところまで
きているんだと思う。
体、足をつかって、自分に問い続ける旅には
山登りはぴったりだと思う。
そして、登頂できて、朝日の光を浴びられたら、「リスタート」。
仕事へのモチベーションにも変わるかもしれないし、
逆に、仕事への見切りにもなるかもしれない。
どんな富士山パワーももらって帰ってくるか、
とっても楽しみになのだ。
生まれ変わってくるOさんに会うのが楽しみ。


人生リスタート
※20090802 ちーたーと登った黄金の森にて


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